数百年を生き抜いてきた寺社仏閣の大樹まちを彩る街路樹や暑い夏に影をおとしてくれる公園の樹木日々の暮らしの中に、四季の風を送り込んでくれる庭木など私たちの周りにはさまざまな自然が息づいています。
人は自然と関わらずには生きることはできません。かといって、常に自然を優先してしまっても暮らしは成り立ちません。
らくだ屋造園は、単に木々の手入れや伐採をするのではなく、自然と住民の声を聴きながら、両者にほどよい頃合いをもたらす境界を整えることが、私たちの仕事だと考えています。
樹木が弱ってきていたり、枯れてきた木の対処として、考え付くのは、伐採してしまうことです。しかし、それでは、自然を守っていくことはできません。
まずは原因を突き止めるために、土壌や根っこの状況、日照、害虫被害、剪定箇所からの腐食などを確認し、原因の特定と治療方針を決めます。
作業効率だけを考えて、切らないでいい所まで切るようなことはせず、オーナー様の意向を踏まえながら、両者のいい頃合いを判断し、剪定、治療を行います。
巨木がそびえたつ場所は、神社やお寺の境内もあれば、由緒ある家の庭、住宅密集地にポツンを立っている樹木もあります。
クレーンなどの重機が入れず、しかも下に切りっぱなしで落とせない所でも、ロープワークとクライミング技術で、スピーディで安全に巨木を剪定することができます。
これまで剪定をおこなってきたのは、大阪府交野市を中心に近畿圏で1,000本以上になりました。
昨今の台風の激甚化や洪水などによって、損傷や倒壊する樹木が増えています。街路樹が道路や歩道を塞いだり、家屋を壊してしまうなど、日常の暮らしが脅かされるだけでなく、経済活動にも大きな影響を及ぼします。
各地で大きな被害をもたらした2018年の台風21号では、交野市周辺でも大きな被害が出ました。速やかな復旧に向けて、まずは倒木を撤去することが必要です。この時は、全国から伐木のスペシャリストを招集し、1日も早い復旧に向けて取り組みました。
自然災害から地域を守る役割として、即応体制がとれるネットワーク作りを進めています。
人と自然の境界を整える場所は、個人宅のお庭にもあり、私たちにとっては、巨木と向き合うのと同じように大切な仕事です。
定期的にメンテナンスをすることで、落ち葉や落枝などで隣近所とトラブルになること防ぎ、樹木の健康を守り、町の景観を良くすることにも繋がります。
庭の手入れなどをさせていただいていると、外構の相談を受けることもあります。
創景舎らくだ屋造園という社名にある通り、庭に、町に、景色を創ることが私たちの仕事でもあります。
お庭のデザイン、レイアウトに合わせて、石垣やフェンス、ウッドデッキなどの設計、施工も行っています。
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